忍者ブログ
趣味で作成している一次創作、二次創作の公開をしています。TRPGなどへの考察やゲーム、文庫の紹介などもちらほら。
[1] [2]
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
(09/01)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
JOKER
性別:
男性
職業:
学生
趣味:
TRPG全般 読書
バーコード
ブログ内検索
カウンター
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 前回紹介した考察ではダメージ面での活躍度合いを考えた。結論としては普通に成長を遂げた6レベル長剣使い(レイジ持ち)との最大のダメージ差を7までに上げることが出来たが、やはりダメージ的には乏しいものだと判明した。だが、多少戦力に出来る「趣味の領域」である事も分かった。
 できれば上級クラスでも考察してみたいが、如何せん現状ですらこのレベルなのでダメージの跳ね上がる上級クラスでは無理があるだろう。(試してみたが、他の射撃武器と比較して有用なスキルがソーサラーのアンプリフィケイションとコンデンス。基本と上級以外のルールやサプリはFQとDD、トラベルガイドだけだが、それでも多分これだけだろう。恐らく、特別な血統を用いてスカウトになっても普通に育てた方が強い)

 今回は《スペルブレット》の極低レベルでの有用なスタイル、状態異常特化型を考えてみる。
 《スペルブレット》はあくまで[武器攻撃]。《レイジ》も乗るが《インベナム》も乗るのである。1レベルなら《インベナム》+《スペルブレット:ウォータースピアorアースブレット》を速攻で当てる事で1度の攻撃で二つの状態異常を加えることが出来る。
 更に2レベルでサムライに転職すれば状態異常の幅は広がる。《パワーブレイク》、《プレッシャー》、《ナーヴブレイク》や《ウォーターウェポン》を指定していないなら《フェイタルブロウ》を取得するのもいい。モンクの《スタンアタック》も有用なスキルだ。実際、転倒と重圧か転倒とマヒを与える事が出来れば、ほぼ何も出来ずに敵は倒されてしまうかもしれない。卓によっては《スペルブレット》ではないが《フォールダウン》も有効だろう。(転倒を組み合わせればほぼ逃げる事が出来ない) これらのスキルはマイナーを消費しない《ブレットレイブ》とも相性が良く、サムライのスキル《コンバットセンス》やガンスリンガーのスキル《カリキュレイト》との相性も抜群である。仮に《ナーヴブレイク3》《スペルブレット:ウォータースピア》でも当てられたら、そいつはほぼ避ける事は不可能だ。(もっとも、回避のダイスを減らすなどはかなりの制限を持つ地域クラスであるがシャーマンの方が優秀。シャーマンと組み合わせて《アニスゼティク》などを組み込めば状態異常に関してはNO.1の能力を持つだろう。殆どのPLとGMはこんな低レベルの環境で一度に3つの状態異常など食らった事は無いはずだ)
 ただ、このキャラには重大な欠点がある。状態異常はそもそもダメージが通らない限り、対象に与える事が出来ない。(雷鳴の弓や呪歌のような例外もあるが) その為、ダメージを切り捨てた構成をした場合はまともに役に立たない。上級クラスのスカウトにはスピリットブレイクもあるので、正直なところ中~高レベルの環境には役に立たないだろう。(中~高レベルのボスとなりやすいネームドはほとんどの場合《バットステータス無効》を持つし)

 ここから少し前回への追記。《バーサーク》以外の補助、または攻撃力を強化するスキルも調べてみたところ、通常の[魔術]と比較できるスキルを見つけた。また、[魔術]とは違った持ち味を発揮できるスキルも発見。
1.[武器攻撃]のダメージを強化する《ホーリーウェポン》は乗る
2.《ウェポンフォージ》、《エナジーフロウ》は武器の攻撃力の強化なので乗らない
3.《ロングレンジショット》が乗る
4.《フェイス:ブリガンティア》は乗らず、逆に《フェイス:アーケンラーヴ》が乗る
5.[判定:魔術]のスキルでも《スペルブレット》自体は[判定:命中判定]で[魔術]ではないため《エンハンススペル》《マジックサークル》《マジックオペレーション》などは乗らない
6.上とは少し違う記述になっているが同じく《エフィシエント》も乗らない
7.[物理ダメージ]でないため《トリックステップ》、《アイアンクラッド》などに影響されない
8.ガンスリンガー全般だが《ラストリゾート》と併用すれば《ボルテクスアタック》が乗る
 注目したいのが1、3、4だ。
 1、4の効果によって、《マジックブラスト》で前線のキャラと一度に恩恵を受ける事が可能である事が分かる。上で書いた状態異常特化型には《フェイス:アーケンラーヴ》は相性が良いし、《ホーリーウェポン》は足りない攻撃力を補ってくれるため、まったくダメージが与えられないと言う事は中レベルまでは少なくなるだろう。
 そして、3はかなり面白い使い方であると思う。そもそも、通常の魔導銃の射程よりも長くなっている《スペルブレット》だが、通常の魔法よりも遥か遠くの目標に叩き込める。長距離射程は弓と銃の独壇場ではあるが、ネタとして1レベルは持っていても良いかもしれない。
 また、7に書かれている通り《アイアンクラッド》を無効化できるため、また「状況的に」と言う話になるが低レベルでの相対的なダメージアップも見込めるだろう。

 個人的には[魔術]でないという制限があるのだから1シナリオ3回までの制限は取り払ってもいいと思う。[魔術]であると確かに《エフィシエント》や《エキスパート》などの強力なスキルが乗るし、何より《マジックブラスト》が利く。《マークスマン》《ウィンドセイバー》などを合わせると攻撃力が偉い事になるので、《ガンパード》と併せるとガンスリンガーと言うクラスが強力すぎてしまうだろう。(恐らく、これ一つで一つのクラスを作っても良いくらいに) しかし、[魔術]でないと言う制限があるおかげでただでさえ使い辛いのに、その使い辛いスキルを温存する必要が出てくるのである。特別な弾丸を使用する演出の意図があるならば、もっと強力でも良いとも思うし、魔法の弾丸なら同じガンスリンガーの《マジックブレット》の方が手軽で強い。(無属性ダメージというのが拍車をかけている)
 出来ればどちらかの制限を無くす方が良かったかもしれない。せっかくメイジのスキルのコストも払うのだし、回数の制限が無ければネタとしてもっと受け入れられる性能はあると思うのだが……。


 結論:やはり攻撃力の低さが露呈した。メインで使うなら1~3レベルでは状態異常優先、5~6レベルではダメージを優先したキャラ構成をする必要があるだろう。ダメージの発展があまり見込めず[物理ダメージ]しか与えられず範囲に攻撃を行ってしまうグレネード使いよりは良いかもしれない。しっかり活用しようと言うなら割り切って1レベルだけ取得するのがお勧め。このスキルを面白いと思うGMさん、回数制限を無くしてあげるのは如何でしょう?
PR
 とりあえずほっとき続けるのもどうかと思うし、すでに何人かが行っているかと思われる考察でお茶を濁してみる。
 今回のお題はアリアンロッドのいまいち使いづらいスキル、《スペルブレット》について。

 注意:この考え方はあくまで俺がGMの際に考える裁定であり、公式のものではないです。また、コンベションなどにも参加した事が無いため、周囲との考えとは異なる可能性があります。よって、この考察の結果を鵜呑みにしないようにしてください。やるときは事前に周りと相談する事を推奨。

 まず、《スペルブレット》がどういうスキルなのかと言うと、
1.[射撃攻撃]を行う
2.効果は判定以外は指定したメイジのスキルに準拠
3.あくまで魔導銃を使用している
4.1シナリオ3回まで使用でき、指定したスキルはプリプレイ時に変更する
5.[魔術]ではない
の5点がある。

 ここから言える方向性としては、
1.攻撃の場合、メイジのスキルを射撃攻撃で行えるが、逆に[魔術]と指定されているスキルは効果がない。ただ、そのおかげで[武器攻撃]の範疇に入り、さらに《カウンターマジック》の効果を受けない
2.サポートの場合、プリプレイ時に各種ウェポン系、《フライト》、《マジックロック》、《マジックキャンドル》、《センスマジック》を変更できる
の2点。

 後者は今回予告で必要なスキルを把握できるプレイヤーには便利だ。強力なスキル《フライト》と《~ウェポン》、卓によってはあると便利なスキル《センスマジック》と《マジックロック》が1レベル枠で変更できるため、気にならないどころか攻撃力にサムライ以上にスキル枠を食ってしまう砲台メイジのいる環境では有用なスキルとすら言える。もっとも、《マジックブラスト》の恩恵を得られないのであくまでサポート役の穴を埋める程度に考えるべきだろう。

 問題は前者だ。周囲に比べて攻撃力が乏しく、1レベルで《ファイアボルト》を指定してもダメージ期待値は10.5。あまりスキル枠を攻撃に傾けていないレベルのキャラ並みである。
 ちなみに同レベルの攻撃重視のキャラクターが出せるダメージは、両手剣が11(ツヴァイハンダー)+1D6(バッシュ)+2D6=11+3D6に《スマッシュ》などのダメージを追加したもの(大体のダメージは26.5くらいだろう)。長剣が8(バスタードソード)+1D6(バッシュ)+2D6=8+3D6に《スマッシュ》などで+5ほどダメージを追加して期待値は大体24.5ほど。これに《ボルテクスアタック》、フェイトが加わるため最終的なダメージは35、33程度にまであがるだろう。
 大して、こちらのダメージは魔法ダメージである事を考え、なおかつ弱点を突いたとして、物理防御が10の相手であるとしても10.5+10(防御力差分)=20.5だ。これにフェイトを2点使用しても防御力差分込みで27.5程度が限界だろう。だが、[武器攻撃]であるため、これには実は《バーサーク》が乗る。取り合えず2レベル取得し攻撃力を+4すると差分無しで最大ダメージは+21.5、差分込みで31.5程度まで上げることが出来る。
 ちなみに普通にウォーリアでガンスリンガーを《ガンパード》を習得した場合のフェイト2点使用の最大ダメージは7+2D6(バッシュ)+2D6(フェイト)+2D6=7+6D6の期待値28。《スペルブレット》でメジャーアクションが使用できなくなる分と敵の属性に左右される、物理防御力と魔法防御力の差が大きい必要があるなど安定性に欠けるが、瞬間的で限定的にだが《スペルブレット》の方が強い。(ちなみに《ファイアウェポン》乗せればいいだけということは考えてはいけない)

 だが、《スペルブレット》がダメージで活躍できるのはもっと後、3~6レベル帯からかもしれない。強力なスキル、《レイジ》が乗るからだ。
 キャリバーと同じく片手武器であるフィランギをもったウォーリア/サムライの《バッシュ5》《ソードマスタリー》《インヴィジブルアタック》《スマッシュ》《バーサーク4》《レイジ1》とウォーリア/レンジャーの《スペルブレット5》《バーサーク5》《ブレットレイブ》《キャリバーマスタリー》《レイジ1》のダメージ差は9(フィランギ)+8(バーサーク)+5D6(バッシュ)+6D6(ボルテクスアタック)+現在ダメージ(レイジ)+2D6=17+13D6+現在ダメージと7D6(スペルブレット)+10(バーサーク)+6D6(ブルズアイ)+現在ダメージ(レイジ)=10+13D6+現在ダメージで、その差は7だ。
 このレベル帯ならダメージ差7があってもそれなりに活躍できるだろうし、なによりキャリバーは《トルネードブラスト》が使いやすい。さすがに、このレベルは長剣も魔法ダメージにしてくるだろうが、20m射程に攻撃できるし、安定性に欠けるが少し違ったキャラ付けが出来るので面白い選択かもしれない。(レイジ使っても至近なら《ブレットレイブ》が自動で乗るし)
 少なくともこのレベルで同じ片手の射撃武器であるアームボウを使用するよりもましであろうし、《ブレットレイブ》が自動で乗るので《スマッシュ》や《インヴィジブルアタック》でMPを取られ、武器による修正も受ける先程のウォーリアよりも命中率とMPでは安定している。
 もっとも、ダメージは《バーサーク》込みで9+10+2D6=19+2D6の期待値26.5、ウォーリアのダメージが《バッシュ》《インヴィジブルアタック》込みで9+5D6+2D6=9+7D6の期待値33.5で相変わらずダメージ差は7あり、これ以上のダメージも見込めないので通常攻撃でこれは厳しいかもしれない。(ちなみにウォーリアは《《スマッシュ》》も使用できるが、あくまで《ブレットレイブ》が必要な敵に対しての攻撃であるため《インヴィジブルアタック》を使用している)
忍者ブログ [PR]